為替勝力 フィリップFXブログ
第3四半期からユーロが一番目立つ
昨夜発表した米6月新築住宅販売件数が38.4万、予想の35万より良い結果になり、5月の34.2万より大幅に改善された。そこでここ8年で前月比において最大の伸び率(11%)を記録し、米住宅市場の好調を示した。この調子でもし金曜日に発表する米第2四半期GDPも良い結果になれば、今年で米国はマイナス成長を歯止めることはほぼ間違いなく、早ければ今年第3四半期からプラス成長に転じる。
まだ先の話だが、次に市場の注目ポイントが住宅市場から雇用市場に移るため、来月米国の雇用統計が注目を集める。雇用市場がある程度改善されると、米国がこの戦後最大の経済危機から脱出する兆候が確実に見えてくるので、年末向け避難通貨の需要が急激に減少していくだろう。
避難通貨のドルと円に対する需要が減ると、ユーロ、ポンド、カナダドル、オージードルなど収益性の高い通貨がドルと円に対し大幅な上昇が期待できる。特にユーロが世界でドルに続き、外貨準備高で二位を占める通貨として、現時点ではその成長性を言えば敵うものがない。また最近ロシア、中国などの新興市場国においてユーロをターゲットに、外貨準備多様化が進んでいることも考えたら、金利の面でも流通の面でも優位に立っているユーロが通貨バスケットで一番買われやすい通貨になることは間違いない。
今のところでユーロドルが1.43でレジスタンスを感じる。何回も跳ね返されると一回調整に入るかもしれないが、近いうちに1.4327の年内高値を更新すると思う。またテクニカル分析から見ると、1.43台を確実に乗せると1.45が次のターゲットとなり、1.50も視野に入ってくる。
2009.7.28日 3:35更新
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