為替勝力 フィリップFXブログ
間もなく動き出すか
バーナンキ議長の(下院)議会証言がきっかけで市場が「避難通貨」を買い戻す展開となった。概してレンジ相場の動きを続けているが、今日木曜日にイベントが多いのでレンジブレイクできるかどうか注目したい。
安定性の欠けるイギリスの金融システム及び財政赤字の拡大観測により、ポンドがユーロに比べて弱く、なかなか堅調を維持できない状況になっている。今月10日にBOEが量的緩和政策における資産購入プログラムを据え置きにしたが、間もなくその議事録の詳細が公表される。議事録にもし8月の会議で資産購入プログラムを拡大する可能性を示したらポンド売りに、逆にそういう内容が無ければポンドが軟調から脱出するだろう。
火曜日にビーンBOE副総裁により、BOEがポンドが温和に上昇することを容認できるが、急激な上昇が好ましくないとの発言に合わせて判断すると、極端に悪いニュースがなければポンドドルがまた1.67を窺う展開となるではないか。
ところが目の前にCITグループのことに気をつけなければならない。経営危機に陥っているCITグループは20日、破綻回避のため、主な債権者から30億ドル規模の融資を受ける合意を発表したが、先週米政府が追加支援を拒否したこともあるし、もし債券の買戻し請求に失敗した場合、CITグループの破綻は避けられない。そしてリスク回避の再発によりドルや円などまた買われることになってしまい、ポンドドルもポンド円も下げられるだろう。但し下げたらまた買いのチャンスが訪れると考えても良い。
2009.7.23日 2:42更新
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