為替勝力 フィリップFXブログ
大企業の決算発表
米国資本の投資銀行、世界数十カ国に多数の拠点を持つ巨大な金融グループ、ゴールドマン・サックスが火曜日NY時間に第2四半期決算の発表を行う。前期より収益が良くなっているという市場の予測から影響を受け、月曜日米株式市場が好調、欧州通貨が買われる展開となっている。但し、期待しすぎると逆にがっかりすることになってしまい、もし発表の結果は市場の期待に裏切ったら、市場が瞬時に逆の動きを取る可能性があり、次の材料が出るまでまたドルと円のような避難通貨が強くなる。
ゴールドマン・サックスに続き、世界140カ国以上に約2億の顧客口座を有するシティグループや、70年以上の歴史を持つモルガン・スタンレーや、世界的にメインフレーム市場をほぼ独占しているIBMや、現在世界1位の半導体メーカーとしてCPU市場では80%近いシェアを維持しているインテルなども含め、今週で決算を発表する大手企業が30社以上にある。
これからも決算発表が続々だから、たとえゴールドマン・サックスの収益が予測より落ち込んでいるとしても、市場に長く影響することはないだろう。各通貨がレンジでの激しい値動きが想像できるが、中長期を見る場合は米大手企業全体の業績を把握しないといけないので、決算発表の全体結果がはっきりするまでしばらく様子を見るか、短期売買をしたほうがいいと思う。
(ゴールドマン・サックスの第2四半期決算が発表された結果、普通株1株利益は4.93ドルと、予想の3.65ドルを上回り、2期連続の黒字となった。)
2009.7.14日 11:25更新
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