為替勝力 フィリップFXブログ
今夜の波乱に要注意
今夜の雇用統計に対して、経済エコノミストの予測が大体二股に分かれている。楽観的な予測としては、6月米国非農業部門雇用者数が30万の減少で、雇用市場が改善されるとの内容に対し、6月の雇用者数が40万以上の減少で、雇用市場改善の兆候を見えないという悲観的な予想もある。
全米エコノミスト協会(NABE)の計算では34.4万人の減少、高頻度経済会社(High Frequency Economics)が25万人の減少を予測している。それに比べて、投資研究会社Trim Tabsが昨日のADP雇用統計に基づいて算出した結果は47.2万の減少、ゴールドマン・サックスも雇用者数の減少が40万以上の予測を出している。
悲観的な予測を支える材料→市場動向の分析などを行なう非営利団体の米Conference Board火曜日の調査報告により、就職しやすいと思う人が6月4.5%になり、5月の5.8%より明らかに減少し、また就職が厳しいと思う人が5月の43.9%より44.8%に上昇した。
楽観的な予測を支える材料→就職支援・人材活性化支援会社Challenger, Gray & Christmas水曜日の調査報告により、6月米企業人員削減予定が前月より33%の減少で、昨年9月以来始めて10万人以下の74393人になった。
実際の結果は予想とほぼ変わらなければ、市場の反応も限定的だが、こんなに予想が異なることであれば、発表前後の値動きが相当に激しくなるだろう。また明日金曜日は米国独立記念日であり休場になるので、連休前のポジション調整が普段より強力だということも考えたら、今夜市場が想像以上に波乱するかもしれない。
2009.7.2日 1:54更新
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