為替勝力 フィリップFXブログ
ECBがユーロの急伸を容認しないかな
昨日の文章に「テクニッカル分析」との単語を使いましたが、正しい単語は「テクニカル分析」となりますので、ここでその訂正をさせてさせていただきます。
では、本題に入ります。
火曜日もユーロやポンドなどの欧州通貨が続伸し、ドルに対して09年に入ってからの最高値を更新した。ドル安がもはや止まらない局面に突入した。ところが、ファンダメンタル面から、為替市場が商品先物市場及び株式市場との連動が強いにもかかわらず、欧州の経済状況に考慮を入れたら、欧州通貨を支える材料は特に無いのも事実だ。その急伸がストップを巻き込み、突っ込んでいるだけだと理解しても良いだろう。一方、テクニカル面からすると、調整がどうしても必要となっている。まだドル安が止まらないように見えるが、明日のイベントが調整のきっかけになるかもしれない。
そもそも欧州通貨が安くなることは欧州各国の景気回復に絶対有利な条件だが、景気回復がまだ進んでいないところで自国の通貨が強くなれば、回復が鈍くなる。もしそれを意識したらECBが明日の金利発表を通して何かの追加政策でユーロ高の勢いを抑えていくだろう。たとえば債権の購入にさらに資金を投入したり、購入する債券の種類を増やしたり、ECB総裁記者会見でトリシェによる口先介入したりして、極端な場合に利下げするとか、ECBに与える選択肢が多い。それで明日のイベントが間違いなく重要な材料として扱い、各主要通貨の値動きに強く影響するだろう。
2009.6.3日 4:01更新
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