為替勝力 フィリップFXブログ
世界が米国経済を見ている
先週金曜日米雇用統計の発表の良い結果で、米国経済が景気底入れから回復していることと見られ、景気回復期待が一段と高まっている。従って、リスク選好度が高まり、米株式が好調で、リスク回避のためのドル買い・円買いポジションの解消が進んでいる。やはり市場が一番注目しているのは米国の経済状況だ。米景気が回復しない限り、世界全体の景気拡大は大きく期待できないだろう。
また先週各国の雇用統計が予想を上回る良い結果もリスク投資の選好を後押しし、世界経済が徐々に回復している背景に、ユーロをはじめ、欧州通貨と豪州通貨がドルに対し急上昇。
但し、世界が米国経済を見ているから、逆に米国の経済指標が悪かったり、株価が安くなったりしたら、ドルや円がまた買われることになる。
当然かもしれないが、政府が関与しない景気対策、つまり企業自体が打ち出した有効な対策こそ、景気回復をサポートする真の力となる。本当にそうなれば株価も商品価格も大幅に上昇するが、それまで少しでも悪いニュースが流れると、リスク回避が活発になり、ドルや円が反発するだろう。
2009.5.11日 3:22更新
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