為替勝力 フィリップFXブログ
ユーロの動向がはっきりするか
今夜ECBとBOEにより政策金利の発表があり、ポンドの金利が据え置きになろうが、市場ではユーロに対して利下げ観測が主流となっている。最近のユーロは軟調が続いているが、その理由を考えたら、ユーロの利下げより、ECBが債券を購入するか、所謂量的緩和政策を取るかはポイントだろう。
ECBにこれからの金融政策について複数の意見が揉み合っている。仮に債券の購入を決めたら、ユーロがどうなるかと言ったら、おそらくもっと安くなるだろう。但しそれが短期的動きに過ぎず、中長期で見る場合、経済指標の良い結果によって景気回復の兆候が見えてきたので、リスク資産の人気が段々高まり、もともと高金利通貨に属するユーロが続けて売られるわけにはいかない。
ところが今日は難しい。3月18日にFRBが消費者の貸し借りコストを低減するために債券を大量に購入することを公表した後、ドルが急落した。ECBも同じことをしたらユーロの急落を避けられないだろうが、ECBにいくつかの意見があるため、それを統合しない限り、はっきりした金融政策を打ち出せないので、ユーロの動向もはっきりしないだろう。
2009.5.7日 3:04更新
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