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為替勝力 フィリップFXブログ

利下げの次は量的緩和?為替介入?

3月12日からスイス中央銀行が他国通貨を大量に購入することによって、スイスフランの切り上げを歯止めることに成功したが、それは中央銀行が市場に介入し積極的に操作する一環に過ぎず、FRBはもちろん、BOEも日銀も様々な方策で金融市場の安定化を図っている。今度はECBの番になるだろう。
今夜ECBにより政策金利の発表があるが、利下げがほぼ決まり。市場が注目しているのは、利下げ以外、ECBがどんな手を使って今の危機を乗り越えることだ。
実はECBにとって量的緩和や為替介入など選択肢が沢山ある。債券を買取り、当座預金残高を低減させる手もあるし、ユーロを売って東ヨーロッパの国々の通貨を買う手もある。そもそもECBがユーロ圏銀行業を支えるために、昨年10年より、ECBが基準金利でユーロ圏銀行に最大6ヶ月の資金を提供しているが、そして今夜その期限を最大1年まで延長することも考えられる。
この前ECBが政府関係機関債を買い入れる予定はないと表明したが、今夜トリシェ総裁がそれ以外の債券を買取ることを言及する可能性は高い。
ところが、スイス中央銀行と同じように、ECBが為替介入したら、そのリスクが実は高く、アイルランド、ギリシア、スペインの今の経済状況だとまず耐えられなくなり、ユーロ圏経済が崩れることも考えれるので、その可能性は非常に低い。

2009.4.2日 3:54更新

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