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為替勝力 フィリップFXブログ

日銀短観+オバマの「決断」

ロンドンで開かれるG20まで後1日あるが、市場がもう動き始めた。水曜日アジア時間に日銀短観の発表とオバマの発言に対して、市場が激しい反応を見せた。
まず日銀よりの短観報告によって、09年第一四半期に大企業製造業と大企業非製造業に非常に厳しい状況が反映され、日本が戦後最も深刻な景気後退を受けていることが分かった。発表直後、円が売られて、各主要通貨に下落幅が拡大した。
今日円安かと思いきや、オバマ米大統領による「米自動車大手GMのプレパッケージ型破産法適用が最善」との発言を報じられて、市場が一気に円買いに転じてドル円もクロス円も急落した。
その後、米政府関係者がオバマ大統領の発言に関する報道は正確ではないとの声明によって、市場がやっと落ち着きを取り戻したが、大変なアジア時間だった。
ソシエテ・ジェネラル銀行の斉藤裕司外国為替本部長によって、市場が日本の経済指標に特に期待していないので円売りが限定的。それよりオバマ大統領の発言が材料視され、米自動車業界の存続に対する不安がリスク回避の円高を復活させる可能性は高い。
クレディ・スイス証券チーフエコノミストの白川浩道によって、銀行貸し出し及び融資環境がそこまで悪化しなければ、今回日銀短観の結果は予期とほぼ変わらず、日本銀行が金融市場を安定させるための一連の施策にかなりの効果が現れている。但し、景気後退の深刻さが分かった以上、日本銀行がもっと積極的な戦略を組むべき、円高を抑えることも以前より重要になってくる。

2009.4.1日 2:48更新

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