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為替勝力 フィリップFXブログ

$にトラブルの連続でリバウンドを望めない

先週FRBが国債を買取する計画を公表してから間もなく、今週月曜日に米財務省が米不良資産買取の詳細を発表した。それに2月中古住宅販売も好調で、昨日NY時間に米株価と欧州各国主要株価の上昇を受け、今日東京時間にアジア各国主要株価も上昇を果たした。従って、ドルも円も売られやすい展開となり、リスク資産に対する不安がかなり緩和していることが明らかに、しばらくの間にドルも円もこれまでの堅調を望めないだろう。
米財務省により、米国の金融システムの現状が景気回復に貢献できず、更に有効な政策が必要だ。そこで、財政部が「官民連携投資企画」を提案し、財務省、FRB、連邦貯蓄保険会社(FDIC)と個人投資家との連携を図り、問題資産市場を再開しようとしている。
一方、FRBが米長期国債、不動産担保証券、機関債を買入れることは、実際に最大11500億ドルの資金を市場に注入することであり、ドルの流動性を上げ、ドルが商品またサービスに対する価値を下げ、ドルが安くなることを目的としている。
そして一連のイベントからの影響を受け、ドル・インデックスが先週での下げ幅が4.4%に及び、プラザ合意以来一週間単位で最高の変化率として挙げられる。
最近注目を集めるユーロの相場だが、ECBが米国やイギリスのように、量的緩和政策を実施しないかぎり、ユーロがドル、円、ポンドなどの主要通貨に堅調な動きを維持するだろう。

2009.3.24日 2:46更新

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