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従軍慰安婦問題決議の重要性
米下院の本会議で、従軍慰安婦問題での日本への謝罪要求決議案が採択されました。決議に法的拘束力はないとのことですが、参院選の与党惨敗後の安倍首相にとっては影響は大きくないでしょうし、日米関係においても同様でしょう。
しかし、字面でのインパクトは大きいものの中身を見てみるとその重要性には少々首を傾げたくなります。というのも、多数決の方法が投票ではなく「発声」によるものだったという点がひとつ。「賛成か反対か声の大きい方で決める」ということで決まったそうです。「ほぼ全会一致での採択」とのことですが、実際のところは決裁時の下院の出席者が十数人だったということですから、物は言いようとはまさにこのこと。米国内でのこの法案の意味がうかがわれるような気がしてなりません。
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2007.7.31日 2:15更新
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