English

  • FX
  • 風読記

風読記 フィリップFXブログ

「機械受注」の見方

 指標として様々なものが発表になってはいますが、その指標の意味合いまで報じられることはあまり少ないのではないでしょうか。「本質」とまではいかなくても意味合いまで考えることで見えてくるものもあるはず、ということで今回は今朝発表のあった「機械受注」の基本的な受け止められ方について見ていきたいと思います。「機械受注」は、設備投資に「先行」するデータだと捉えられており、こうした点で注目度が高いものと言えます。
 機械受注は内閣府が発表する統計で、機械メーカー約300社が受注した生産設備用の機械の金額を集計したものです。受注から納期まで何か月かタイムラグあるとすると、受け渡しが完了する数か月後には設備投資の統計に反映されます。
 そして通常、『機械受注』として市場関係者が注目するのは機械受注全体ではなくて、「船舶・電力を除く民需」(船舶、電力向けは一件ごとの金額が大きく、その個別の事情に影響されやすい理由から)という項目で、これが「民間設備投資」の先行指標として注目されることになります。機械受注関連の記事を見ると、「船舶、電力を除く民需」という言葉が必ず出てくるはずで、話題になるのも殆どの場合この項目の数字であり、今回の「+5.9%」がクローズアップされているのもそこから来ています。
 もう一点、これは機械受注に限ったことではありませんが、相場(株式、債券・金利、為替レート)に対する影響を評価する際には、世間の「予想」と、実際に出てきた「発表数字」の「差」に注目することが重要だと言えるでしょう。しかし、今回は市場予想よりもプラスの発表だったにもかかわらず円は弱含んだまま、逆に円安に振れたりと一概には言えない部分があるのも事実。昔からの格言にもあるように「知ったらしまい」ということなのでしょうか。
このブログサイト集は「知ったらしまい」ではないかも知れません。・・・「日本ブログ村・為替ブログ」

2007.7.9日 2:46更新

固定ページ

アーカイブ

 

 

お知らせ

 

フィリップFX

お問い合わせ先
call 0120-883-308

フィリップFXはフィリップMT5へのサービス変更に伴い 6月1日より新規口座開設を停止しております。
近日中にフィリップMT5の口座開設に変更となりますので今しばらくお待ちください。

TOKYO PRO Marketといえばフィリップ証券