風読記 フィリップFXブログ
フェデラルファンドレートとは
毎回のFOMCのみならず、米経済について語られるときに必ずと言っていいほど出てくる単語にフェデラルファンドレートがあります。FFとも言われますが「ファンド」の「レート」なのだから字面からして何かの金利というのは想像しやすいものの、結局何のこと?と問われて即答できる人がどれくらいいるでしょうか?
分からない言葉があったら辞書を、ということで(昔は字引きとも言ったそうですし)近くにあった大辞林で引いてみました。すると『アメリカの連邦準備制度加盟銀行が連邦準備銀行に預け入れる準備預金。この預け金は各銀行間の資金ポジション調整のため、ごく短期的に貸借される。FF。』という記述。「ごく短期的に」という意味では日本の「無担保コール翌日物」に相当します。日本でも公定歩合よりはこの利率を重く見る向きもあるようですから、これに相当するアメリカのフェデラルファンドレートも同様に重く見られている、ということなのでしょう。
ちなみに「FOMC」の「F」も「FRB」の「F」も銭形警部の「FBI」の「F」も全て「フェデラル」、「連邦」という意味です。アメリカでは行政関係の機関や施策を表すことが多いようですね。
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2007.6.29日 11:44更新
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