風読記 フィリップFXブログ
今夜のFOMCに向けて
FRBの公開市場委員会の政策決定、今回は大勢で金利据え置きという観測が流れているが、注目したいのはその声明文の中身。
たとえ今回は据え置きだとしても、声明文の中に向こう数カ月の間で利下げか利上げのどちらの可能性が高いか見極める材料が潜んでいるかもしれないからだ。昨日27日発表の5月の米耐久財新規受注が前月比2.8%減と市場予想以上の減少となったことを委員がどう見るか。企業の設備投資計画の一部に弱さがあることを示す結果で、目先や足元は弱くても中長期ではまだ力があると見るのか。日銀では利上げ観測が後退したとはいえ目先これから先数ヶ月の間に利上げをする可能性がゼロになったわけではなく、仮に参院選後にでもその気運が高まれば今回のFOMCが響いてくるだろう。
いずれにしろ、ここ最近では大きな指標になることは変わりがない。ただし、発表は日本時間の午前3時過ぎ。さすがにその時間までモニターに張り付いているのは難しい。寝るときはストップロス注文をしっかり設定してからにしましょう。
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2007.6.28日 7:08更新
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