225耳より情報
225耳より情報(上値の重さの程度を探る日か)
2025年04月28日 08:25
おはようございます。
25日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「半導体関連銘柄への買いを牽引役として3万5600円近辺への上昇が期待できる中、当面の上値として意識されやすい水準であることから売り圧力もたかまりそうです。それでも、下値も前日の高値近辺である3万5250〜3万5300円以下の水準では押し目買いが期待できる」と書きました。
実際には、米中貿易摩擦の緩和期待が膨らむなか、ハイテク株などが買われて日経平均株価を押し上げました。前場に3万5400円近辺から押し目買いが入り、後場からは、「中国が報復関税から一部の米製品適用除外を検討」との報道が伝わったことを受けて、3万5800円台まで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、中国政府が米国からの輸入品に対する125%の関税について、一部品目を対象から除外することを認め、対象となり得る品目について企業側に意見を求めていると伝えられたことを受けて、3万6070円まで上昇する場面がありました。
28日の日経平均株価は、トランプ米政権が米国外で建造された自動車運搬船に10月から入港料を課す方針だと報道されたことや、トランプ大統領が相互関税の一時停止期間の延長に否定的な見解を述べたことから、3万6000円の節目までで上値が重くなる可能性がありそうです。
一方で、売られた場合も、一目均衡表の週足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)である3万5600円近辺までで押し目買いからの反発が期待されるところです。