225耳より情報
225耳より情報(戻りの強さを引き続き試す当面の上値のメドの壁)
2025年04月25日 08:25
おはようございます。
24日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「為替の円安ドル高の進行と半導体関連銘柄への物色を背景に、2日の安値3万5423円と3日の高値3万5044円の間のマドを埋める展開から、さらに、一目均衡表の週足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)である3万5595円近辺が上値として意識されやすい」と書きました。
実際には、米中貿易摩擦の緩和期待や米FRB独立性に関する懸念後退に伴う米国株高、円安ドル高の進行を受けて、ハイテク株や自動車株などが買われて寄り付き後に3万5287円まで上昇しました。
その後は、円が買い直され、つれて株式市場も後場に入ると戻り売り圧力が顕在化し上値が重くなり、一時3万5000円を下回る場面がありました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、トランプ米大統領の発言による米中貿易摩擦の緩和に対する期待のさらなる高まり、およびFRBへの利下げ期待などを受けて、3万5600円台まで上昇しました。
25日の日経平均株価は、半導体関連銘柄への買いを牽引役として3万5600円近辺への上昇が期待できる中、当面の上値として意識されやすい水準であること、および米中貿易摩擦に関して中国政府サイドが否定的であることに伴う円安ドル高の一服から売り圧力もたかまりそうです。
それでも、下値も前日の高値近辺である3万5250〜3万5300円以下の水準では押し目買いが期待できるとみます。