225耳より情報
225耳より情報(さらに戻りの強さを試す展開)
2025年04月24日 08:24
おはようございます。
23日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「朝方に既に為替が1ドル142円台の円安ドル高まで進んでいることから、3万5000円超えで推移する可能性が高い」としつつ、「2日の安値3万5423円と3日の高値3万5044円の間にマド(市場価格が付いていない空白の価格帯)があることから、このマドを埋める展開も想定されるところ」と書きました。
実際には、主力株をはじめ広範囲に買い戻しが入り大幅高となったものの、3万5142円の高値からは戻り売りに押され、3万4682円まで下落後、3万4972円まで反発しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、3万5500円近辺まで続伸しました。トランプ米大統領が前日、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意向はないと表明したことに加え、米中貿易戦争を巡る緊張が緩和に向かうとの期待感が出てきたことを背景に、為替が1ドル143円台後半まで円安ドル高が進んだことが後押ししました。
24日の日経平均株価は、ベッセント米財務長官による「通貨目標を定めず」との発言による追い風も受けた為替の円安ドル高の進行、および半導体関連銘柄への物色を背景に、2日の安値3万5423円と3日の高値3万5044円の間のマドを埋める展開が引き続き意識されやすいとみます。
一方で、トランプ大統領が朝方、中国への関税に対して強硬姿勢を崩していない発言を行ったことで上値を抑えられる可能性もありそうでう。