225耳より情報
225耳より情報（円高ドル安一服・反転から３万5000台のマド埋め想定）
2025年04月23日 08:25
おはようございます。
22日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「為替相場が1ドル140円の円高ドル安を試す中で、3万4000円割れからの売り加速か、押し目買いかの見極めがポイントになりそう」と書きました。
実際には、前日の米国株市場が急落した流れやドル安円高の進展を受けて下値を探る動きとなりましたが、紙パルプや電力株など内需株の一角に買いが集まったことや、米国市場からの資金シフトの思惑もあり、3万4100円台前半からの押し目買いが下支えとなりました。
夜間取引の日経平均先物（6月限）は、IMF（国際通貨基金）が経済成長率見通しを引き下げたものの、前日までの「米国売り」の行き過ぎが一服したこと、およびベッセント財務長官が米中貿易摩擦で合意の可能性に言及したことから、米ドル、米国債、米国株ともに買われたことを受けて、一時3万4960円まで上昇しました。
23日の日経平均株価は、朝方に既に為替が1ドル142円台の円安ドル高まで進んでいることから、３万５000円超えで推移する可能性が高いとみられますが、上値のメドは一目均衡表の週足の基準線（ローソク足26本分の高値と安値の中心値）である35595円が候補してあげられます。
また、２日の安値３万5423円と3日の高値3万5044円の間にマド（市場価格が付いていない空白の価格帯）があることから、このマドを埋める展開も想定されるところです。
