225耳より情報
225耳より情報(落ち着きを取り戻しつつある様相)
2025年04月15日 08:25
おはようございます。
14日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「トランプ米政権が相互関税の対象からスマートフォンや半導体製造装置など電子関連製品を除外したことを受けて、強い買いから始まることが見込まれます」と書きました。
実際には、日本時間早朝に「除外」ではなく新たな「半導体関税」に組み入れると表明したことで、買いの勢いは限定的となりました。
寄り付き後の高値が3万4325円、安値が3万3877円と、3万4000円を挟んで久しぶりに落ち着いた動きとなりました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、欧州市場が米国による相互関税の一部除外を好感して上昇した流れを受けて3万4500円まで上昇しましたが、新たな「半導体課税」への組み入れ警戒や米国の期待インフレ率の高まりを示す指標の発表を受けて3万4100円まで下落しました。
その後、米国長期金利の低下を好感して米国ハイテク株が買われたことを受けて3万4400円台まで上昇しました。
15日の日経平均株価は、トランプ大統領が自動車関税で救済措置を検討しているとの報道も新たに出ていることもあり、3万4500円を中心として上下にそれぞれ250円近辺の値幅レンジでの推移を想定します。