225耳より情報
225耳より情報(トランプ関税の自動車は例外無し)
2025年03月27日 08:25
おはようございます。
26日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「27日の大引けにおける権利落ち調整のための指数ETFによる先物買いのを先回りした買いが出やすいこと、および四半期末に向けて為替のドル買いが出やすい季節要因から、上値を切り上げやすい面がありそうです。3万8000円を中心に、上下それぞれ200円程度の価格帯レンジを想定」と書きました。
実際には、円安ドル高と半導体株への背景に、3万8220円まで上昇しました。下値も3万7900円までにとどまるなど、配当落ち分と考えられる305円相当分の価格変動幅で推移しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限、現物価格より255円程度安い)は、トランプ米大統領が現地時間26日の午後4時(日本時間27日の午前5時)に会見して自動車関税を発表すると報じられたことから、売りが優勢となり3万7400円近くまで下落しました。
27日の日経平均株価は、配当権利付き最終日を控えて、指数連動ETFによる権利落ち分(約305円相当)に対応した先物買いが大引けにかけて発生すると見られる需給要因から、後場にかけて上振れしやすい面がありそうです。
自動車へのトランプ関税の内容次第で下振れが深くなる可能性がありますが、一目均衡表の日足の基準線3万7747円、転換線の3万7407円が意識されやすいとみます。