225耳より情報
225耳より情報(関税リスク緩和期待で上値試しへ)
2025年03月25日 08:28
おはようございます。
24日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「引き続き一目均衡表の日足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値である3万7784円が上値として、下値としては17日の終値である3万7300円台が意識される展開を想定」と書きました。
実際には、寄り付きの3万7841円を高値として売りに押されましたが、3万7608円までの下落にとどまり、狭い範囲の値動きに推移しました。
相互関税への警戒感が根強かった一方、下値では3月配当権利取りの駆け込み買いが全体を支えました。
夜間取引の日経平均先物(6月限、現物価格より255円程度安い)は、トランプ米政権が貿易相手国に対する関税でより控えめな姿勢を取る可能性があるとの期待、および為替の円安ドル高の進行から、米国株市場の取引開始時から買いが優勢となり、3万7740円まで上昇しました。
25日の日経平均株価は、3万8000円の節目が意識されやすい中で、上値としては一目均衡表の週足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万8121円、下値としては日足の基準線である3万7784円近辺が意識されやすい展開を想定します。