225耳より情報
225耳より情報(上値の重さ目立つ展開)
2025年03月24日 08:28
おはようございます。
21日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「一目均衡表の日足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)である3万7784円が上値として意識される一方、下値として3万7500円割れを試す局面も想定」と書きました。
実際には、3万7619円の寄り底から3万7968円まで上昇後、大引けの3万6777円まで下落する「往って来い」の展開となりました。寄り付き前に発表された全国消費者物価指数(CPI)を受けて円高ドル安から安く始まったところから押し目買いが先行したものの、週末を控えて上値の重い推移でした。
夜間取引の日経平均先物(6月限、現物価格より255円程度安い)は、連合の春闘賃上げ率が高水準だったことを受けた円高ドル安から売り基調で推移し、米国株市場の取引開始近辺までに3万7100円近辺まで下落しました。
その背景には米国株市場の取引開始直後はトランプ関税への不透明感と米国株の指数と個別株の先物とオプションの3月限の最終決済に関する特別清算値(SQ値)算出の要因もありました。
その後はトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が関税を巡って会談するといった報道から買い戻しが優勢となり、一時、3万7380円まで上昇しました。
24日の日経平均株価は、引き続き一目均衡表の日足の基準線である3万7784円が上値として、下値としては17日の終値である3万7300円台が意識される展開を想定します。