225耳より情報
225耳より情報(メジャーSQ週の魔の水曜日、3万6500円中心か)
2025年03月12日 08:28
おはようございます。
11日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「3万6500円が意識されやすい展開となりそうですが、夜間取引の安値(3万6170円)近辺までの下振れの一方、リバウンドの目処としては10日の安値(3万6700円)近辺が想定」と書きました。
実際には、米国株市場の急落と円高ドル安を受けて午前10時過ぎに3万6000円まで下落しましたが、その後は円高ドル安の一服と半導体・データセンター関連の買い戻しから押し目買いが優勢となり、大引けの3万6800円近辺まで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、米トランプ大統領によるカナダへの関税強化発表といった負のサプライズから3万6110円まで下落しましたが、米国の雇用に関する指標が堅調だったことやカナダへの関税強化を撤回するとの報道、およびウクライナ停戦期待が再び台頭したことなどを受けて、朝方にかけて3万6800円まで上昇する場面がありました。
12日の日経平均株価は、3月限の先物(ラージ、ミニ)、オプションの最終決済に関する特別清算値(SQ値)算出を金曜日の取引開始後に控えた「魔の水曜日」として荒い値動きが警戒されるなか、引き続きオプション権利行使価格の3万6500円の節目を中心に、上値として3万6800円、下値として3万6200円が意識されやすい展開を想定します。