225耳より情報
225耳より情報(3万6800円近辺を強く意識)
2025年03月10日 08:28
おはようございます。
7日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「3万7000円割れの押し目買いから3万7250円や3万7500円などオプション権利行使価格に向けた買いの勢いも試されるところ」と書きました。
実際には、為替の円高と半導体関連銘柄の売りを背景に、3万7000円割れから、一目均衡表の月足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万6791円近辺まで売られましたが、反発の勢いが鈍く、3万7100円台までにとどまりました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、トランプ関税に関するニュースや雇用統計が冴えなかったことを受けて3万6500円まで下落する局面がありましたが、パウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演で米経済の強さに言及したことから、買い転換となり、3万7250円近辺まで上昇しました。
10日の日経平均株価は、引き続き下値として3万6800円近辺が意識されやすい一方、上値は3万8000円と3万6800円の中心値である3万7400円近辺が目処とされるような展開を想定します。