2024年12月03日 07:40
おはようございます。
2日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「日銀の利上げ観測を中心とした円高基調が上値を抑えやすい一方、週末に発表された中国の経済指標が堅調だったこと、および半導体関連銘柄に買いが入りやすいと見込まれることからの押し目買い意欲の双方の動きが考えられます。」としつつ、「3万8100円近辺〜3万8500円超えのレンジを想定」と書きました。
実際には、日銀の利上げ観測から3万8000円割れの下値を試したものの、上記の買い戻し要因に加えて、午後に入ると年金資金(GPIF)が運用利回り目標を引き上げるとの一部報道が、株式組み入れ比率が高まるとの思惑を呼んだことを受けて、3万8300円超えから一挙に3万8500円超えまで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、日銀の利上げ観測から引き続き円高ドル安が続いたものの、米国の経済指標が堅調だったことを背景に、3万8500円を下値として3万8700円近辺まで上昇しました。
3日の日経平均株価は、一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)が3万8427円、日足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)が3万8798円にあることから、それぞれを下値、上値の目処としたレンジ内での推移を想定します。