225耳より情報
225耳より情報(6月末に向けて月末要因プラスアルファに注意)
2024年06月27日 08:38
おはようございます。
26日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「6月末配当権利付き銘柄および半導体関連銘柄を中心とした買いが期待される反面、前日に買われたバリュー銘柄が売られやすくなることを受けた動きとなりそう」としつつ、「5/20の高値3万9437円から3万9500円が上値の目処となる一方、下値は3万9100円台が意識されやすい」と書きました。
実際には、寄り付き後に26日の高値近辺を安値として上昇基調で推移し、3万9758円まで上振れする局面がありました。
3万9500円の節目が意識される中で、同価格を権利行使価格とするコールオプションの売り建ての損失回避のためのデルタヘッジの先物買いが誘発された可能性もありそうです。
3万9750円のオプション権利行使価格近辺まで持ち上げられたことがその有力な証左と言えそうです。
日経平均先物(9月限)の夜間取引は、為替相場の円安ドル高が一挙に1ドル160円台後半まで進んだものの、先物相場へのポジティブな動きには繋がりませんでした。
米国市場の取引時間中は、米国株市場が横ばいで推移する中で3万9350〜3万9550円のレンジでの推移となりました。
27日の日経平均株価は、再び3万9500円の上値が意識されやすい中で上振れは限定的となりやすく、26日の高値近辺である3万9200円近辺も下値として意識されやすい面もありそうです。
配当権利付き銘柄の配当落ちや6月末を控えての年金や海外ヘッジファンドなどのポートフォリオ・リバランス、利益確定の動きも考えられることから、下振れリスクを28日にかけては意識する必要もありそうです。