225耳より情報
225耳より情報(利上げ見送り濃厚も、リバウンドの有無・程度がポイント)
2024年12月19日 07:21
おはようございます。
18日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「日米の金融政策に関する重要イベントを控えて様子見スタンスが強まるなかで、上値を3万9400円台まで切り下げつつ、3万9000円に向けて下値を試す動きを想定」と書きました。
実際には、日産とホンダの統合協議に関連した自動車株への買いやキオクシア上場に伴う半導体関連への買いを背景に午前中に3万9382円まで上昇しましたが、その後、3万9100円割れまで下落して推移しました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、日本時間19日の午前4時に米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果が発表されたのを受けて、3万9300円台から3万8400円近辺まで急落しました。
19日の日経平均株価は、寄り付きから大幅安で推移するとみられることから、市場への混乱を招くことを回避するために日銀金融政策決定会合で利上げ据え置きが決定されると考えるならば、それなりの反発の余地がありそうです。
利上げが決定される余地もありますが、金融市場への混乱を招かないことに関する日銀の優先順は高いとみられますので、米FOMCを受けた午前中の下落がどの程度になるのかもポイントでしょう。
更に、大引けに向けて日足ローソク足で陽線を付けるかどうか、どの程度終値が始値を上回るのかも重要になると見ます。