225耳より情報
225耳より情報(日米重要イベント前のこう着状態)
2024年12月17日 08:03
おはようございます。
16日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「12月限のSQ値である3万9434円、および一目均衡表の日足の転換線3万9515円近辺が下値として意識されやすい」としつつ、「日銀の金融政策決定会合を巡り、利上げ観測が後退している間は円安ドル高が続いて日経平均株価が上値を試しやすいことから、夜間先物の値動きに沿って3万9700〜3万9800円台の上値を想定」と書きました。
実際には、半導体関連銘柄への買いと円安ドル高を背景に上値を試したものの、3万9628円にとどまりました。
中国の主要経済指標が冴えなかったこと、および円安が輸入物価上昇を通じて実質消費を鈍らせるとの見方から消費・小売関連への売りが目立ったことから、下値を試す動きに転じて3万9400円近辺まで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、為替の円安ドル高の進展を背景に3万9700円超えまで上昇しました。
17日の日経平均株価は、引き続き円安ドル高の進展と米ナスダック総合指数の史上最高値更新を背景に、3万9700円台への上値を試す一方、消費・小売関連や中国関連銘柄の売りに押されて3万9250円近辺への下値を試す動きも想定します。