225耳より情報
225耳より情報(日米金融政策を控えて為替主導の展開か)
2024年12月16日 07:42
おはようございます。
13日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「寄り付きからは波乱含みの上下に振れやすい相場展開になる可能性」としつつ、「仮に4万円を超えて一挙に上昇することがない場合は、11日の高値から12日の安値までの空白の価格帯(マド)である3万9400〜3万9800円近辺を埋めるような展開を想定」と書きました。
実際には、寄り付き後に3万9734円まで上昇しましたが、225銘柄の各々の寄り付き値の平均値から算出される先物・オプション12月限の特別清算値(SQ値)の概算値が3万9434円85銭だったこともあり、下落基調で推移しました。
3万9247円から反転上昇したものの、リバウンドは3万9500円近辺までにとどまりました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、引き続き為替の円安ドル高が続いたほか、米半導体株ブロードコムの急騰などもあり、米国市場の取引開始後に3万9700円超えまで上昇する局面もありました。
その後は、米国の利下げ基調観測が後退する局面があったことを受けて、3万9450円近辺まで下落後、3万9600円近辺まで反発して週末を迎えました。
16日の日経平均株価は、12月限のSQ値である3万9434円、および一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)と想定される3万9515円近辺が下値として意識されやすいとみます。
日銀の金融政策決定会合を巡り、利上げ観測が後退している間は円安ドル高が続いて日経平均株価が上値を試しやすいことから、夜間先物の値動きに沿って3万9700〜3万9800円台の上値を想定します。