225耳より情報
225耳より情報(メジャーSQ週の「魔の水曜日」)
2024年12月11日 07:44
おはようございます。
10日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「先物・オプションの12月限の最終決済に関する「メジャーSQ」を控えて「現物買い・先物売り」の裁定買い残ポジションの解消が出やすくなる需給要因、および米国株で半導体関連が軟調に推移していることから、引き続き寄り付き近辺の高値から下値を試しやすい展開を想定」と書きました。
実際には、寄り付き後に3万9465円の高値を付けてから反転し、午前10時40分頃までに3万9171円まで下落しましたが、その後は、3万9400円までの戻り上昇となりました。
為替の円安ドル高に加え、中国の財政・金融政策への期待と半導体関連株への買いが押し目買いの背景となりました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、日銀が来週18-19日に開催する金融政策決定会合で利上げを見送るのではないかとの観測の高まりに伴う円安ドル高の進展を背景に3万9500円まで上昇しましたが、米国株市場の軟調な推移につれて3万9300円近辺まで下落しました。
11日の日経平均株価は、米消費者物価指数(CPI )の発表を控えて動きが取りづらい中で、引き続き中国関連銘柄を中心とした上昇要因の一方、米半導体指数の軟調な推移および「メジャーSQ」を控えて「現物買い・先物売り」の裁定買い残ポジションの解消が出やすくなる需給面からの要因に左右されそうです。
3万9250円を中心として、3万9500円、3万9000円といったオプション権利行使価格でもある節目の価格が意識されやすいとみます。
メジャーSQ週の水曜日は「魔の水曜日」ともよばれ、期近物の先物・オプションを期先物に乗り換える(ロールオーバー)かどうかで、相場がブレやすい日であることは、一応、念頭に置きたいところです。