225耳より情報
225耳より情報(上値抵抗ラインの突破試しの局面)
2024年12月04日 07:41
おはようございます。
3日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「一目均衡表の日足の転換線が3万8427円、日足の基準線が3万8798円にあることから、それぞれを下値、上値の目処としたレンジ内での推移を想定」と書きました。
実際には、米国による中国への半導体輸出規制で、既に独自の対中国輸出規制を実施していた日本が対象から除外されていたことが好感され、寄り付きから大きく上放れる強い動きとなりました。日経平均先物(12月限)で見ると、寄り付き前の3万8600円近辺から、午後1時過ぎには3万9420円まで上昇しました。大引けにかけての利益確定売りも3万9250円近辺を維持しました。
夜間取引の日経平均先物は、韓国の戒厳令に伴う政治の混乱を受けてリスクオフの円高が進んだことを背景に、3万8800円近辺まで下落する局面がありましたが、米国の堅調な雇用の指標などを受けて落ち着きを取り戻し、3万9300円近くまで上昇しました。
4日の日経平均株価は、昨日の急騰からの反動で売られる局面があっても3万9000円の節目近辺での押し目買いが期待されるとみます。その一方、上値は3万9400円近辺までを想定します。
日足のローソク足チャートで、7/11、10/15、11/12などの高値を結んだ上値抵抗ラインが意味を持ってくるのではないかと思われます。