225耳より情報
225耳より情報(「トランプ関税」の影響度合いを探る)
2024年11月27日 08:29
おはようございます。
26日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「一目均衡表の日足の基準線である3万8798円に加え、日足の転換線近辺の3万8500円台、および週足の転換線である3万8954円が意識される展開を想定」と書きました。
実際には、日経平均先物(12月限)の午前8時45分の寄り付き後に3万8730円を付けた後、米トランプ次期大統領がメキシコとカナダに25%、中国に10%の関税をかける方針との報道が流れたことを受けて、日経平均株価は寄り付きの3万8600円近辺を高値として売り優勢となりました。
かろうじて3万8000円割れを回避して反発に転じた後は、3万8400円近辺までの戻り上昇と3万8200円近辺での押し目が入る展開で推移しました。
夜間取引の日経平均先物は、為替の円高ドル安を背景に、3万8500円近辺から3万8250円近辺までのレンジ内で軟調に推移しました。
27日の日経平均株価は、一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9日分の高値と安値の中心値)3万8523円が上値として意識されやすい一方、下値も3万8200円近辺にとどまるような展開を想定します。
イスラエル情勢の改善ニュースが早朝に飛び込んできており、やや上振れる局面も念頭に置きたいところですが、海外市場の感謝祭の祝日を28日以降に控え、こう着しやすくなる面も出てきそうです。