225耳より情報
225耳より情報(権利付き売買最終日の特殊要因に注意)
2024年09月26日 07:59
おはようございます。
25日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「昨日までの上値を試す局面から反転し、上値が重くなる中で一時的に下値を試しやすい地合いとみます。中国の景気刺激策を好感する可能性もありますが、3万7600〜3万8000円近辺での推移を想定」と書きました。
実際には、3万8000円を挟んで上下100円の狭いレンジ内での動きに終始しました。中国の思い切った景気刺激策が好感された一方、米長期金利低下を背景に銀行・保険株が軟調となりました。
また、自民党総裁選を27日に控えていることも様子見を強める要因になったと考えられます。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、米国株市場が軟調に推移する中でも、中国の景気対策を受けた人民元高ドル安の行き過ぎからの反動に伴う円安ドル高、および米国時間外取引での半導体大手マイクロンテクノロジーの好決算もあり、3万7850円から3万8100円まで上昇しました。
26日の日経平均株価は、9月末基準日の配当権利付き最終売買日に係る権利取りの動きに加え、権利落ちの無いETFによる配当権利落ち分を充当するための大引け時の先物買いを先回りした買いなど、需給面での一時的買い要因が想定されます。
24日の高値である3万8427円を意識して上値を試す展開の一方、下値は前日高値近辺を想定します。