FX取引では外国の指標や指数、または通貨の名称など普段の生活の中ではあまり耳にしないようなワードが多く聞かれます。
そこでこの記事では、FX、MT5関連キーワードを紹介し、内容の理解を深めていただくとともに、お取引に役立てていただけるようまとめています。
弊社では、高機能プラットフォームのMT5を使ってFX取引が行えます。
MT5では、高度な分析や取引だけではなく、過去の価格動向をもとにEAやインジケーターのバックテストが可能です。
バックテストを行う前には、MT5からヒストリカルデータをダウンロードする必要があります。
本記事では、ヒストリカルデータの概要や、ダウンロードする手順について詳しく解説します。
∟この記事からわかること
ヒストリカルデータとは、過去の外国為替市場の取引データを指します。
当社が提供するMT5で取得可能なデータであり、EAやインジケーターのバックテストを行う際に必要です。
バックテストでは、過去の相場に基づいて、EAやインジゲーターのパフォーマンスがチェックできます。
ヒストリカルデータをダウンロードせずにバックテストを行うと、最新の相場のデータのみで検証することになり、結果の精度が限定されてしまいます。
過去のヒストリカルデータをダウンロードして使用することで、より信頼性の高いバックテスト結果を得ることが可能です。
弊社が提供するMT5のヒストリカルデータは、配信されたデータがそのまま反映されるため、全体的な精度は非常に高いです。
しかし、過去に遡るほどデータの精度が低くなる可能性があるので、あらかじめご了承ください。
古いデータや、データが途切れている期間が存在する場合に関しては、信頼性が必ずしも担保できない場合があります。
そのため、長期間のデータでバックテストを行う際には、古いデータを個別に確認することをおすすめします。
弊社が提供するMT5では、ヒストリカルデータを活用して、効果的なバックテストや市場分析を行うことが可能です。
ヒストリカルデータをダウンロードする際は、以下の手順で行ってください。
まずは、チャート上に表示できるバーの本数を増やしていきます。
デフォルト設定のMT5では、バーの本数に制限があり、一部のヒストリカルデータしか取得できません。
以下の手順で表示できるバー数を増やします。
まず、MT5上部にある「ツール」をクリックします。
その後、表示された項目の下部にある「オプション」をクリックしてください。
「ツール」をクリックした後に、キーボードでCtrl+Oのショートカットキーを打ち込むことでも表示が可能です。
オプションを選択すると、各オプションの項目が表示されます。
「サーバー」の右側に表示されている「チャート」タブをクリックしてください。
チャートタブにある「チャートの最大バー数」から設定を行います。
最大バー数とは、過去のローソク足データを何本分取得するかの項目です。
デフォルトでは、取得できる本数に制限がかかっている状態なので、「チャートの最大バー数」の項目から「Unlimited」を選択してください。
すると、バーの本数を無制限に取得できるようになります。
最後に画面左下の「OK」をクリックすれば完了です。
これで、チャートの最大バー数を無制限に増やすことができました。
チャートのバー数設定を変更した後は、MT5を再起動する必要があります。
MT5の画面右上にある×印をクリックして、MT5を一度終了させてください。
その後、再びMT5を起動します。
チャートのバー数設定が完了したら、次にヒストリカルデータのダウンロードを行います。
以下の手順でヒストリカルデータのダウンロードを行ってください。
MT5を再起動したら、まずMT5上部の「表示」をクリックします。
各種項目の中から、「銘柄」と記載された項目をクリックしてください。
なお、銘柄は表示を選択した後に、キーボードのOを打ち込むことでも表示が可能です。
銘柄をクリックすると、以下のような画面が表示されます。
「仕様」の右に記載された「チャートバー」のタブをクリックしてください。
次に、ヒストリカルデータを取得したい銘柄を選択していきます。
画面を表示した際には、AUD/JPY(豪ドル/円)が表示されていますが、この項目を一度クリックすると、弊社で扱っている24銘柄が表示されます
ヒストリカルデータを取得したい銘柄をダブルクリックすることで選択可能です。
次に、ヒストリカルデータを取得したい時間足の選択を行います。
銘柄名の右にある項目から、取得したいヒストリカルデータの時間足を選択してください。
MT5では、21種類もの豊富な時間足が選択可能です。
ヒストリカルデータも同様に、以下21種類の時間足すべてのデータが取得できます。
--Table
次に、ヒストリカルデータを取得する期間を選択します。
時間足の右にある項目から、ヒストリカルデータをダウンロードしたい開始期間と終了期間を指定します。
20〇〇年〇月と記載された項目をクリックすると、指定した年の月が選択できます。
さらに、20〇〇年と年数だけ表示された項目をクリックすると、年数の選択ができるなど、指定する期間の範囲を広げられます。
一般的にEAやインジゲーターのバックテストを取得するには、最低でも5〜10年分のデータが必要とされています。
取得する期間が長いと、データのダウンロードに時間がかかるので注意してください。
また、取得するデータが1分足などの下位足である場合も、膨大なデータ量になるため、日足や月足のような上位足に比べてデータの取得に時間がかかります。
銘柄、時間足、期間の選択が完了したら、ヒストリカルデータをダウンロードしていきます。
画面右上にある「情報呼出」をクリックして、ダウンロードできるまで待ちます。
ヒストリカルデータの取得が完了すれば、画面上に詳細なデータが表示されます。
過去の高安値やティックボリューム、スプレッドなどが細かく記載されています。
ヒストリカルデータの取得が完了したら、画面右下の「OK」をクリックして、オプションのタブを閉じます。
異なる銘柄や異なる時間足でデータを取得する場合は、「OK」をクリックした後に同じ方法でヒストリカルデータのダウンロードを行ってください。
なお、ヒストリカルデータのダウンロードはパソコンに大きな負荷をかける作業です。
パソコンのスペックによっては、ヒストリカルデータをダウンロードする作業を繰り返すことでパソコンがフリーズする可能性もあります。
複数回のダウンロードを行う際は、定期的にパソコンやMT5の再起動を行ってください。
弊社では、世界中の多くのトレーダーに利用されているプラットフォームMT5がご利用いただけます。
MT5は、高性能なチャート分析機能や豊富なヒストリカルデータを活用したバックテストが可能です。
正確な取引戦略を検証するためには、ヒストリカルデータのような過去の価格データのダウンロードが必要不可欠です。
当社が提供するMT5からヒストリカルデータを取得し、精度の高い分析やEAを用いたトレード運用にぜひお役立てください。