FX取引では外国の指標や指数、または通貨の名称など普段の生活の中ではあまり耳にしないようなワードが多く聞かれます。
そこでこの記事では、FX、MT5関連キーワードを紹介し、内容の理解を深めていただくとともに、お取引に役立てていただけるようまとめています。
FXの取引はリスクをともなうため、事前に練習をしておくことが重要です。
MT5のデモ口座では、本番に近い環境でリアルな取引の練習ができます。
この記事では、MT5のデモ口座の開設方法から、利用時の注意点までを詳しく解説していきます。
この記事からわかること
MT5のリアル口座とデモ口座の最も大きな違いは、自己資金を取引に使うかどうかです。
MT5はFXの分析や実際の取引をおこなうプラットフォームですが、デモ口座はリアル口座と違い自己資金を使いません。
デモ口座では、仮想資金を使ってFX取引の練習ができます。
取引上でプラスが出たとしても実際には利益になりませんが、仮にマイナスになったとしても実際に損失が出るわけではありません。
また、デモ口座ではリアル口座と同様に実際のリアルタイムレートが反映されているため、ノーリスクで本番さながらの取引体験ができます。
MT5のデモ口座を利用する際は、まずお手持ちのデバイスにMT5をダウンロードする必要があります。
スマートフォン版のMT5は共通のアプリからログイン情報を入力して使用しますが、パソコン版は当社の公式サイトからMT5をダウンロードしましょう。
上記を踏まえたうえで、デモ口座の作成方法を見ていきます。
FXのデモ口座は、当社のデモ口座お申込みフォームより取得できます。
デモ口座お申込みフォームはこちら
デモ口座はリアル口座とは違い本人確認は不要で、名前やメールアドレスなどの入力のみで簡単に登録ができます。
リアル口座を保有している場合でも、デモ口座の開設は別でおこなう必要があります。
まずは お申込みフォームより申し込みをして、ログインに必要なIDやサーバー情報を取得しましょう。
当社デモ口座の開設が完了した方は、以下の手順でデモ口座へログインしてください。
パソコン版では、まずMT5を起動し、[ファイル]→[取引口座にログイン]の順にクリックします。
すると、MT5のログイン画面が表示されます。
デモ口座を作成したときに付与されたログインID、パスワードを入力しましょう。
次に、デモ口座作成時に指定されるサーバーの選択をします。
最後にOKをクリックすればログイン完了です。
スマートフォンの場合は、まずインストールしたMT5のアプリを起動して[設定]を選択しましょう。
そのあと、[新規口座]をタップします。
次の画面で、接続先名(当社の場合はPhillip Securities Japan, Ltd.)を入力します。
既存口座を使用すると記載された項目で、サーバーの選択、ログインID、パスワードの入力をすればデモ口座へのログインが可能です。
MT5のデモ口座は、ダウンロードしたMT5内からも申請可能です。
パソコン版の場合は、MT5を起動したあと、[ファイル]→[口座を開く]の順にクリックしましょう。
会社一覧の画面に接続先として当社の会社名が表示されているので、選択したうえで[次へ]をクリックします。
MetaTrader5からダウンロードした場合は、当社の会社名を検索するか、MetaQuotes Ltd.を選択して[次へ]をクリックします。
次の画面で、[デモ口座を開いてリスクなしのバーチャルマネーで取引をする]を選択して、[次へ]をクリックしましょう。
次の画面で、名前、姓、メールアドレス、電話番号を入力し、サーバーを選択します。
[私は口座開設の利用規約とデータ保護ポリシーに同意します]にチェックを入れて[次へ]をクリックしましょう。
【次へ】をクリックした時点で、フィリップ証券公式サイトのデモ口座申し込み画面に移動しますので、あらためて必要な情報を入力後にデモ口座の申請をしてログインしてください。
スマートフォン版の場合は、MT5のアプリを起動し、設定から[新規口座]をタップしましょう。
そのあと、接続先として当社名を検索または表示されている場合は選択して、新規口座を登録の箇所に記載された[デモ口座]をタップします。
そのあと、表示された画面で必要情報の入力をおこないます。
登録が完了すれば、画面上にIDやパスワードが表示されるので、既存口座のログインと同様の方法でログイン情報を入力すればデモ口座が利用可能です。
デモ口座にログインできない原因は、以下のようなケースがあります。
ログインの際は、ユーザー名とパスワードを再確認し、正確に入力するようにしましょう。
入力内容に問題がない場合は、有効期限が切れている可能性がありますので、デモ口座申込ページ(テキストリンク)、もしくはMT5内からデモ口座の再発行をおこないます。
また、インターネット環境の問題でログインできていない可能性もあるので、必要に応じて再接続やルーターの再起動を実施しましょう。
MT5のデモ口座で取引する際は、まず取引したい銘柄を表示させます。
[ファイル]→[新規チャート]をクリックすると、銘柄の選択項目が表示されます。
取引したい銘柄が、新規チャートの項目に表示されない場合は、[表示]→[銘柄]の順にクリックしましょう。
各銘柄が一覧で表示されるので、銘柄名の左にある$マークをダブルクリックします。
[OK]をクリックしたあとに、再度[ファイル]→[新規チャート]をクリックすれば、追加した銘柄の表示が可能です。
銘柄が表示できたら、MT5上部の[新規注文]を選択し、取引ウィンドウを開きます。
ここで注文タイプ(カウントダウン注文や指値注文など)を選び、ロット数、ストップロス、テイクプロフィットなどのパラメータを設定します。
ストップロスとは、損失を最小限に抑えるための決済注文のことです。設定した価格に達すれば自動的にポジションが決済され、想定外の市場変動による大きな損失を防ぎます。
Sell(売り)Buy(買い)のいずれかを決めてクリックすると注文完了です。
注文状況は[ツールボックス]の[取引]タブで確認できます。
注文後は、[損益]部分の×印をクリックすれば決済ができます。
当社デモ口座内の仮想資金の初期値は1,000万円となっています。
当社のデモ口座は基本的に有効期限の設定がありませんが、一定期間ポジションを持たない状態が継続すると、デモ口座が無効になります。
FXにおけるポジションとは、通貨の売買における保有状態を指します。[買いポジション]は通貨を買って保有している状態で、価格が上がると利益が出ます。一方、[売りポジション]は通貨を売って保有している状態で、価格が下がると利益が出ます。ポジションの管理は、利益の確定や損失を最小限に抑えるために重要です。
デモ口座を継続して利用したい場合は、定期的に取引をおこなうことが必要です。
ただし、過去にデモ口座で取引した履歴は残らないので注意が必要です。
デモ口座は仮想資金を使った取引であるため、どれだけ良い成績を残しても、利益が出るわけではありません。
あくまでもMT5の操作確認や相場分析、取引の経験を積むための口座です。
デモ口座でも、リアル口座と同じ条件で、仮想資金を使った取引の体験ができます。
MT5のデモ口座は、平日の市場取引時間中に利用することができますが、土日には利用できません。
MT5のデモ口座は練習用の口座ではありますが、リアルタイムレートが反映されているため、実際の取引と同様に土日は利用できません。
厳密には、日本時間の月曜日午前7時から土曜日の午前6時50分(夏時間の場合は同午前5時50分)が取引時間となります。
土曜の朝から月曜日の朝までは、取引はできませんが、MT5での過去チャート閲覧は可能です。
リアル口座を保有している場合は、MT5内で簡単にデモ口座へ切り替えることができます。
まず、MT5を起動し、上部の[ファイル]メニューから[取引口座にログイン]を選択します。
次に、表示されるログイン画面で切り替えたいアカウントのログイン情報を入力し、 [ログイン]をクリックすればデモ口座が利用できます。
また、[ナビゲーター]ウィンドウの[口座]タブをクリックし、リストから切り替えたいアカウントをダブルクリックすることで簡単に切り替えることができます。
当社のデモ口座は、基本的に有効期限はありません。しかし、先述のとおり、一定期間ポジションを持たない状態が続くと、デモ口座は無効になります。
MT5のデモ口座が作れないのは、以下のような原因が考えられます。
インターネット接続が不安定である場合、デモ口座の作成に必要な情報が正しく送信されない可能性があります。
システムのメンテナンス中である場合も考えられるため、一度カスタマーサポートへ問い合わせるとよいでしょう。
MT5のデモ口座を作成すれば、本番さながらの環境で取引の練習ができます。
MT5の操作方法を理解するだけではなく、FX取引に自信がない方の練習にも最適です。
MT5のデモ口座では自動売買プログラム「EA」の利用ができるため、裁量取引で練習に使うだけではなくEAの動作確認をするためにデモ口座を利用する、というニーズも徐々に増えています。
フィリップ証券では、デモ口座とリアル口座で同じサーバーを採用しているため、本番に近い環境で練習ができます
MT5の操作方法が身に付いたら、少額からでも本番の取引に移行することが重要です。
しっかりとデモ口座で練習をしたあとに、リアル口座開設をして、実際のお取引をスタートさせるようにしましょう。