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自動売買の世界が広がる!MT5の自作EAの作成手順を解説

MT5のEAはプログラミングの知識があれば、自作も可能です。本格的に自動売買に取り組むなら、EAの自作にもチャレンジしてはいかがでしょうか。MT5でEAを自作する際の手順を解説します。

 

MT5のEAは自作も可能

MT5で自動売買を行う際は、EAを購入して始める方がほとんどです。ただしEAは、プログラミングの知識があれば自作も可能です。またゼロベースでEAを作成せずとも、プログラミングの知識があれば、改良可能なEAを用いてオリジナルEAも作成できます。

MT5でEAを作成する際は、MT5独自のプログラミング言語であるMeta Quotes Language(MQL)を利用します。MQLを学び、オリジナルEAの作成にもチャレンジしてはいかがでしょうか?

  • MT5のプログラミング言語はMQL5、MT4のプログラミング言語はMQL4と区別されています。類似の言語ですが、両者の互換性はないため注意しましょう。なお、MT4のEA作成手順もMT5とほぼ同じです。

 

MT5のEA作成時の手順

MT5のEA作成の際は以下の手順で行います。

  1. MeraEditorを起動する
  2. MQLウィザードで「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選択
  3. プログラミング
  4. コンパイルを行いエラーが出なければEA作成完了

 

①MeraEditorを起動する

MT5のツールバーから「ツール」→「MetaQuotes言語エディタ」を選択。

MetaEditorが起動するため、起動後に左上の「新規作成」をクリックする。

 

②MQLウィザードで「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選択

「新規作成」をクリックすると、以下の画面が現れるため、「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選択し、「次へ」をクリック。

すると「エキスパートアドバイザの一般プロパティ」画面が現れるため、必要事項を入力し、「次へ」をクリック。


名前を「test」に変更

以降、「エキスパートアドバイザのイベントハンドラ」、「エキスパートアドバイザのテスターイベントハンドラ」について必要箇所にチェックを入れて「完了」をクリックします。

 

③プログラミング

上記が終わるとプログラミング画面が表示されます。こちらの画面でプログラミングを行い、EAを作成します。

 

④コンパイルを行いエラーが出なければEA作成完了

EAのプログラミングを終了したら、ツールバーの「コンパイル」をクリックします。

エラーが発生しなければ、コンパイル終了後にEAが作成されフォルダにEAが格納されます。なお、MT5を再起動させた後、画面右下のナビゲータ部分から作成したEAの確認も可能です。

 

自作EAで一歩先行く自動売買の世界へ

MT5のEAをゼロから作成する場合、相当な技量と時間が必要です。しかし改良可能な既存のEAの改良なら、若干のプログラミングの知識で対応できます。よって自作EAに興味があるなら、基本的なプログラミングを学んだ後、既存のEAの改良から始めるのがおすすめです。改良を通じて学べることも多いです。

プログラミングができるとEAの世界が一気に広がります。自作EAで、一歩進んだMT5の自動売買の世界に踏み出してはいかがでしょうか。

 

執筆者紹介

FX雑誌『外国為替』の編集長。元FX攻略.com副編集長。

成功しているトレーダーや証券会社への豊富な取材経験を生かし、公正かつ独自性が高い執筆をモットーとしている。
また、個人投資家として、FX、海外株式、先物、暗号資産など、幅広いジャンルへの投資を行っている。