MT5は一度作成したチャートの設定を、簡単に定型チャートとして保存できます。MT5で定型チャートの保存手順及び保存した定型チャートを展開する方法を解説します。使いやすいチャート設定ができたら、保存しておきましょう。
MT5には様々なテクニカル指標が組み込まれています。また外部のインジケーターの導入も可能です。MT5は様々なテクニカル指標やインジケーターをチャートに表示させて、簡単にオリジナルのチャート作成が可能です。
そして、一度設定したチャートは「定型チャート」として保存することで、他の時間足や通貨ペアなどでも再利用できます。
設定したチャートを定型チャートとして保存する方法は以下となります。
それぞれ解説します。
なお、定型チャートの保存方法などはMT5とMT4で同じ手順です。よって、MT4に慣れている方なら、スムーズに定型チャートの保存や展開ができます。
MCADとRSIとボリンジャーバンドを設定
「24.4.12macdetc」の名前で保存
チャート上で右クリックし「テンプレート」を選択すると、先ほど保存した名前の定型チャートが確認できます。
先ほど保存した「24.4.12macdetc」が確認できます
テンプレートとして保存した定型チャートは簡単に新規チャートに展開できます。
新規チャート(既に他のテクニカル指標などが表示されている状態でも可能)上で、右クリックして「テンプレート」→「定型チャートの読み込み」を選択。
展開したい定型チャートをダブルクリックした後「開く」をクリックすれば、チャート上に選択した定型チャートが展開されます
上記では、チャート上で右クリックして定型チャートを保存や展開する方法を紹介しました。
他にも、MT5の最上段のメニュー部分から「チャート」をクリックし、「定型チャート」を選ぶことで、定型チャートの保存や展開が可能です。
オリジナルで使いやすい・分析しやすいチャートは、トレードに欠かせない存在となります。試行錯誤の結果、使いやすいチャートが設定できたら定型チャートとして保存して活用しましょう。使いやすいチャートを見ながら取引することも、取引上達につながりますよ。
FX雑誌『外国為替』の編集長。元FX攻略.com副編集長。
成功しているトレーダーや証券会社への豊富な取材経験を生かし、公正かつ独自性が高い執筆をモットーとしている。
また、個人投資家として、FX、海外株式、先物、暗号資産など、幅広いジャンルへの投資を行っている。