【日経電子版】 弊社リサーチ部長 庵原浩樹のコメント掲載

 

本日、弊社リサーチ部長の庵原浩樹のコメントが、日経電子版マーケット記事にて掲載されました。

日経電子版マーケット記事(以下コメント抜粋):
 
急落後の日本株、次の注目点は 市場の見方
前日に日経平均株価が今年3番目の下げ幅を記録した東京株式市場。10日はとりあえず反発しているものの、前日の下げ幅は埋めきれない。今後の相場展開を読む上で何に注目していけばよいか。市場関係者に聞いた。
 
欧州投資家の動向カギに (庵原浩樹・フィリップ証券リサーチ部長)
足元の株価急落は需給悪化によるところが大きい。日本株に関心を持つ外国人投資家が増えるなか、月間売買高の約7割を占める欧州勢が利益確定の売りに動いたことが大きい。これまで現物、株価指数先物ともに買いの主体となってきたが、米利上げ観測などを背景にいったん持ち高を落としている。欧州勢の買いが再び活発化するかどうかが当面の注目点となろう。
 
欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和で、欧州の投資家の買い余力は高い。深刻化するギリシャ問題や、ドイツに加えてスペインやポルトガルでも上昇する国債利回りなどが安定に向かえば、日本株買いが復活するとみる。その場合、PBR(株価純資産倍率)で1倍を割り込むなど、割安な出遅れ銘柄が買われやすいとみている。成長性も加味し、鉄鋼株や金融株には投資妙味があるだろう。

庵原浩樹プロフィール庵原 浩樹
フィリップ証券株式会社:リサーチ部長
1992年、岡三証券入社。産業調査部に配属され、化学、小売セクターのアナリストとして活躍。2000年、国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)エクイティ調査部の消費チーム立ち上げに参画するため転職。小売に加え商社・外食セクターを担当し、日本経済新聞社やエコノミスト誌の人気アナリストランキングでランクイン。 その後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で米国株アナリスト、米国株ストラテジストを歴任。2011年11月、フィリップ証券株式会社入社。現在に至る。