225耳より情報
225耳より情報(メジャーSQ週で週央に波乱含みも)
2024年12月09日 07:35
おはようございます。
6日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「寄り付き前に発表される賃金や消費関連指標が日銀の金融政策決定会合との関係で注目されることから、寄り付きから大きく動く可能性がありそうです。基本的には3万9000〜3万9500円近辺でのレンジ推移を想定」と書きました。
実際には、寄り付き直後の高値3万9468円から午後1時過ぎまで下落基調で推移し、3万8940円の安値をつけました。
米雇用統計の発表を控えた様子見姿勢の強まりもあり、その後のリバウンドは3万9100円近辺にとどまりました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、11月の米雇用統計で失業率が上昇するなど利下げ観測を強める内容だったことを受けてナスダック総合指数の上昇に連れて3万9300円台後半まで上昇しました。
先物・オプションの12月限最終決済に伴う特別清算値(SQ値)の算出日(メジャーSQ日)を13日に控えて、裁定取引に関するポジションの状況を見ますと、11/29基準では、「現物買い・先物売り」の「買い残」が1兆7704億円、「現物売り・先物買い」の「売り残」が3511億円で、ネットの買い残が1兆4193億円と、やや買い残が膨らんでいる印象です。
今週は年末を控えて、裁定取引のポジションを「ロールオーバー」するのかどうかが注目される週になるのではないかと想定されます。
9日の日経平均株価は、寄り付き後に高値を付けた後で3万9000円に向けて下値を試す動きが中心になるとみます。