225耳より情報
225耳より情報(売り要因と買い要因のぶつかり合い)
2024年12月02日 07:47
おはようございます。
29日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「月末要因によるポジション調整の需給要因とブラックフライデーに伴う小売関連への期待があるものの、海外市場が感謝祭翌日の短縮取引ということもあり、3万8200円台から3万8500円近辺のレンジでの小動きにとどまると想定」と書きました。
実際には、東京都区部の11月の消費者物価指数(CPI)が予想上回り、為替が1ドル149円台まで円高が進む場面があったことを背景に、3万8000円割れまで下値を試す局面がありました。
その後は買い戻しが入ったものの、月末および週末要因からの様子見姿勢が強まったこともあり、3万8200円を中心とした小動きにとどまりました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、感謝祭祝日の翌日で短縮取引だった米国株市場で半導体関連銘柄が買われたことを受けて、3万8460円まで上昇ました。
ところが米国株市場の取引時間終了後、日本時間30日午前3時以降に発表された植田日銀総裁発言を受けて円高ドル安が進んだこともあり、3万8200円割れまで下落しました。
2日の日経平均株価は、日銀の利上げ観測を中心とした円高基調が上値を抑えやすい一方、週末に発表された中国の経済指標が堅調だったこと、および半導体関連銘柄に買いが入りやすいと見込まれることからの押し目買いの双方の動きが考えられます。
以上より、3万8100円近辺〜3万8500円超えのレンジを想定します。